個人で動画を販売する方法は4つ

個人で動画を売る4つの方法。講座マーケットはマーケットが集客してくれるが低価格で取り分は少なめ。動画販売プラットフォームはサービス上に販売ページを作り、集客は自分で行う。ネットショップ+動画の受け渡しは、ショップで決済し動画は限定公開URLなどで別に渡す。自分のサイトに埋め込む方法は、自分のサイトのページで売り、サイトが無い場合は動画ごとのURLで売る。
方法売る場所集客お金のかかり方向いている人
講座マーケットマーケットの講座ページマーケットが連れてきてくれる売上から取り分が引かれる。セールでの低価格が前提になりやすい集客の手段をまだ持っていない人
動画販売プラットフォームサービス上に作る販売ページ基本は自分で販売手数料型と、月額の定額型があるサイトを持っておらず、販売ページごと用意したい人
ネットショップ+動画の受け渡しショップの商品ページ自分でショップの手数料。動画の配信は別に用意するすでにネットショップで物販をしている人
自分のサイトに埋め込む自分のサイトのページ自分で(サイト・SNS・メール)販売手数料や月額(サービスによる)サイトやブログ、SNSにすでに見てくれる人がいる人

講座マーケットで売る

オンライン講座を集めたマーケットに出品する方法です。いちばんの強みは集客で、マーケットの検索やおすすめから、まだあなたを知らない人に見つけてもらえます。

そのかわり、値段はマーケットのセールに引っぱられがちです。講座マーケットでは1,000〜2,400円くらいで売られていることが多く、単独で売るときの相場より低くなりやすい点は覚えておきたいところです。購入者の連絡先が手元に残らないことが多いのも、次の商品を案内したい人には気になる点です。

動画販売プラットフォームで売る

動画をアップロードすると、販売ページ・決済・配信までがひととおりそろうサービスです。サイトを持っていなくても、その日のうちに売り始められます。

料金は、売れたときだけ手数料がかかる型と、月額の定額型に分かれます。自分のブランドで販売サイトを丸ごと作れる定額型は、月数万円からのものが多く見られます。

販売ページはサービス側のドメインになるので、検索からの評価もそちらに集まります。サービスの規約変更や終了があると、販売ページごと影響を受けます(Vimeoオンデマンドの終了がその例です。くわしくはVimeoオンデマンドが終わる。売っていた動画、どこで売り直す?)。

ネットショップで売って、動画を別に渡す

よくある自己流の流れ。ネットショップや有料記事で決済し、限定公開URLを購入者にメールで送ると、購入者がURLを友だちやグループに転送して、買っていない人も全編見られてしまう。止めるにはURLを変えて全員に送り直すしかない。

ネットショップや有料記事で代金を受け取り、動画はYouTubeの限定公開などのURLを送って見てもらう。手元にある道具だけで始められるので、最初にこの形をとる人は少なくありません。

ただ、限定公開のURLは、知っている人なら誰でも見られます。購入者が転送すれば、買っていない人も全編を見られますし、止めるにはURLを変えて購入者全員に送り直すしかありません。購入のたびにURLを送る手作業も、売れるほど増えていきます。くわしくはYouTubeの限定公開で動画を販売するときの問題点で説明しています。

自分のサイトに埋め込んで売る

決済と視聴の制御が入った動画プレイヤーを、自分のサイトのページに貼る方法です。訪問者はページを離れずに、無料プレビューを見て、その場で購入し、続きを見られます。

集客は自分のサイトやSNS、メールで行います。そのぶん、売上の評価も購入者との関係も自分のサイトに積み上がります。サイトが無い場合でも、サービスによっては動画ごとの販売用URLをSNSやメールで送って売れます。

WordPressやSTUDIOなど、今あるサイトに追加する流れは自分のサイトで動画を有料販売する3つの方法で、WordPressの具体的な手順はWordPressで動画を有料販売する手順で紹介しています。

迷ったら、質問3つで選ぶ

売り方を選ぶ分岐図。自分のサイトやブログがあり、1本ずつ売りたいなら自分のサイトに埋め込む。サイトがあり見放題・会員制で売りたいなら会員サイト型のサービス。サイトが無く集客を自分で行うなら動画販売プラットフォームか動画ごとのURLで販売。集客もまかせたいなら講座マーケット。
  1. 自分のサイトやブログがある?あるなら、そこで売るのがいちばん自然です。
  2. 売りたいのは1本ずつ? それとも見放題?1本ずつなら埋め込み型、月額の見放題なら会員サイト型のサービスが向いています。
  3. 集客もまかせたい?サイトもフォロワーもまだ無く、集客ごとまかせたいなら講座マーケット。自分で集めるなら、動画販売プラットフォームか、動画ごとの販売用URLを使う方法です。

売り始める前に決めておくこと

売り始める前に決めておく4つのこと。特定商取引法の表示、返品・返金のルール、価格、無料で見せる範囲。
  • 特定商取引法の表示。ネットでの販売は特定商取引法の「通信販売」にあたり、販売者の氏名(名称)や連絡先などを表示する必要があります。会社を作っていない個人でも、営利の意思をもってくり返し販売するなら「販売業者」にあたるとされています。くわしくは消費者庁の特定商取引法ガイドを確認してください。
  • 返品・返金のルール。通信販売には、クーリング・オフの制度がありません。そのかわり、返品に応じるかどうかなどのルール(返品特約)を、販売ページや申込みの最終確認画面にはっきり書いておく必要があります。書いていない場合、商品なら受け取りから8日以内は申込みを撤回できる扱いになります。動画の販売がどの区分にあたるかも含め、くわしくは消費者庁のガイドで確認してください。
  • 価格。ジャンルの相場と、作るのにかけた時間から決めます。考え方は動画講座の値段の決め方に。
  • 無料で見せる範囲。「この先を見れば何が手に入るか」が分かるところまで。区切り方は無料プレビューは何分見せるかに。

Rootioで売る場合

Rootioは、自分のサイトに埋め込んで動画を1本ずつ売るためのサービスです。初期費用0円・月額0円から利用でき、販売手数料は売上の12〜20%(決済手数料込)です。

  • 動画ごとに、価格と無料で見せる長さを設定できます。
  • 埋め込みコードのほかに、動画ごとのシェアURLがあり、サイトが無くてもSNSやメールで販売できます。
  • 購入していない人は、URLを知っていても無料プレビューの先は見られません。
  • 販売者情報を登録すると、販売者ごとの「特定商取引法に基づく表記」ページが用意されます。

向いていないのは、次のような場合です。

  • 月額の見放題やレンタルで売りたい(Rootioは動画1本ごとの単品販売です)
  • 集客をサービス側にまかせたい(Rootioに動画を探してもらう場所はありません)
  • クレジットカード以外の支払い方法が必要(購入者の支払い方法はカードです)
出典